特定健診(レディース特定健診)・特定保健指導
40歳から74歳までのすべての被保険者および被扶養者に対して、特定健康診査(特定健診)が実施されています。特定健診とは、メタボリックシンドロームの該当者および予備群を減少させるための特定保健指導を必要とする人を抽出するために行うものです。
特定健診・特定保健指導は、国から健康保険組合が実施を義務づけられた取組みとなります。
2024年度 特定健康診査・特定保健指導実施要領
【注意】
2024年度に、特定健診を受診しない被扶養者・任意継続者および特定保健指導の対象で指導を受けない被保険者・被扶養者は、2025年度の各種助成事業(人間ドック・がん検診・ワクチン接種・郵送検診等、法定の「特定健診」以外の当組合独自の助成事業)の対象となりません。(被保険者が実施しない場合は扶養家族も対象となりません)
【注目】
下記に該当する方は,健康診断の結果の提出にご協力ください。
該当者で提出頂いた方には、QOLismポイント(1,000円分)を付与いたします。
【被扶養者(家族)】パート・アルバイト先などで健康診断を受診した場合
年度内に40歳以上となる被扶養者は、健康診断(2024年4月~2025年3月受診分)の結果を当組合に提出することにより、特定健診を受診したと見なします。
下記の1~3を提出してください。
【被保険者(本人)】当組合の適用事業所以外の出向先で健康診断を受診した場合
当組合の適用事業所以外に出向されている方は、出向先で受診した健康診断の結果等(下記の1・2)を当組合に提出してください。
こちらに記載の事業所に勤務の方は該当しません ⇒ 適用事業所一覧
- ※適用事業所における定期健康診断は、各所より当組合に連携されますが、適用事業所以外の勤務箇所の場合は連携がないため、個人ごとの提出にご協力をお願いいたします。
- 健康診断の結果(写)
- ※下記項目は提出必須となり、項目が無い場合は受領できません。
健診項目 - ●健診実施日
- ●健診実施機関
- ●身体測定(身長、体重、腹囲、BMI)
- ●血圧(収縮期、拡張期)
- ●尿検査(尿糖、尿蛋白)
- ●血液検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール・AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GT(γ-GTP)・空腹時血糖またはヘモグロビンA1c)
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- 未使用の「特定健診受診券」
- POINT
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- 40歳になると、特定健診の対象となります。
- 特定保健指導の対象となった方には、健康的な生活に自ら改善できるよう、さまざまな働きかけやアドバイスを行います。
特定健診・特定保健指導の目的
これまでの健診・保健指導は「病気の早期発見・早期治療」を目的としていました。
特定健診・特定保健指導では、内臓脂肪型肥満に着目し、その要因となっている生活習慣を改善するための保健指導を行い、糖尿病等の生活習慣病の有病者・予備群を減少させること(病気の予防)を目的としています。生活習慣病は自覚症状がないまま進行するため、健診は個人が生活習慣を振り返る絶好の機会と位置づけ、行動変容につながる保健指導を行います。
特定健康診査(特定健診)とは
特定健康診査(特定健診)は、内臓脂肪型肥満に着目した、生活習慣病予防のための保健指導を必要とする人を選び出すための健診です。健診項目には、内臓脂肪の蓄積状態をみるために腹囲の計測が追加されるなど、特定保健指導の対象者を的確に抽出するための検査項目が導入されています。
[検診項目]
・身体測定・血圧測定・検尿
・身体診察・血液検査(脂質・血糖・肝機能)対象者は40歳以上75歳未満(年度途中に75歳に達する人を含む)の加入者で、被保険者だけでなく被扶養者も対象となります。
特定健診の結果をもとに、内臓脂肪蓄積の程度とリスク要因の数に着目して、リスクの高さに応じて、レベル別(「動機付け支援」・「動機付け支援相当」・「積極的支援」)に特定保健指導の対象者の選定を行います(階層化という)。
なお、特定健診を受けた人には、全員に健診結果に基づいて一人ひとりにあった「情報提供」が、結果の通知と同時に行われます。
階層化のステップ
特定保健指導とは
特定保健指導は、階層化により「動機付け支援」「積極的支援」に該当した人に対して実施されます。
特定保健指導の目的は、対象者が自分の健康状態を自覚し、生活習慣の改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことができるようにすることにあり、対象者が健康的な生活に自ら改善できるよう、さまざまな働きかけやアドバイスを行います。
動機付け支援・・・生活習慣の改善を促す原則1回の支援が受けられます。
医師、保健師、管理栄養士らの指導のもとに行動計画を作成し、生活習慣改善に取り組めるように、専門家が原則1回の動機付けを行います。計画どおり効果が出ているかなどを評価します。
[例:個別支援、グループ支援など]
積極的支援・・・3ヵ月以上、複数回にわたっての継続的な支援が受けられます。
医師、保健師、管理栄養士らの指導のもとに行動計画を作成し、生活習慣改善に取り組めるように、専門家が3ヵ月以上の定期的・継続的な働きかけを行います。計画どおり効果が出ているかなどを評価します。
[例:個別支援、グループ支援、電話、Eメールなど]
なお、2年連続して積極的支援に該当した場合、前年度の積極的支援を終了していて、かつ前年度に比べて当該年度の状態が改善※していれば、当該年度の特定保健指導は、動機付け支援相当の支援でも可となります。
- ※BMI30未満:腹囲1cm以上かつ体重1kg以上、BMI30以上:腹囲2cm以上かつ体重2kg以上
2024年度から始まる第4期では、特定保健指導によって成果が出たかどうかを評価する「アウトカム評価」が導入されました。
アウトカム評価の主要達成目標は「腹囲2cm・体重2kg減」となっており、初回から3ヵ月以上経過後の実績評価時に目標を達成した場合、特定保健指導は終了となります。
(「腹囲2cm・体重2kg減」を達成していなくても、「腹囲1cm・体重1kg減」や生活習慣病予防につながる行動変容が認められた場合は、成果として評価されます。)オンライン資格確認等システムによる特定健診情報の提供について
当組合は、オンライン資格確認等システムを導入しています。このシステムの機能の1つとして、当組合に加入する前に加入していた保険者(旧保険者)において実施された特定健診の情報を、当組合に提供することが可能となっています。
特定健診情報の提供にあたっては、オンライン資格確認等システムを用いて提供を受ける場合に限り、加入者の同意を得ることは不要とされていますが、旧保険者で実施された特定健診情報の提供を希望されない場合は「不同意申請書」の提出をお願いいたします。なお、当組合の特定健診情報についてはオンライン資格確認等システム上、提供準備中です。
- 参考リンク
東北電力健保の特定健診
【注意】
「特定健診(レディース特定健診を含む)」「人間ドック」はいずれか一方のみの助成となります。
重複受診(重複助成)が判明した場合は、健診費用を請求いたします。
ただし、人間ドック受診時に特定健診受診券を使用することは重複受診と見なしません。健診機関一覧
特定健診を受診される方は、下記の「健保連検索サイト」(外部サイト)を参考にし、前もって健診機関に電話等で確認し、ご予約のうえ受診願います。
受診される際には、必ず受診券と保険証をご持参ください。- 健保連検索サイト(外部サイトに移動します)
- ※検索時に「保険証」若しくは「受診券」に記載の健保組合名と保険者番号が必要です。
- ※契約タイプ「Aタイプ」「Bタイプ」どちらでも受診可能です。
- ※お住いの市区町村に関わらず、日本全国どこでも受診が可能ですが、受診期間が決まっている市区町村もあります。特に仙台市のBタイプ(個人医院)の場合、6月~9月までの期間となりますのでご注意ください。
レディース特定健診
レディース特定健診は、“特定健診と一部のがん検診(胸部X線・乳房マンモグラフィ・子宮がん検診・大腸がん検診)”をセットにした当組合独自の特定健診です。
予約が必要となりますので、詳しくは、受診券受領(2024年5月中旬送付予定)の際に同封のご案内チラシをご確認のうえお申込みください。
- ※レディース特定健診の結果で「特定保健指導」の対象となった方は必ず指導を受けて頂くこととなりますので、ご了承のうえお申込みください。
- ※「レディース特定健診」も受診券が必ず必要となります。
他の病院や市区町村で実施する特定健診と重複して申込みをすることのないよう、十分ご注意ください。
また、受診日までに資格を喪失される予定の方は申込みできません。
重複受診や資格喪失後の受診が判明した場合は、健診費用を負担していただきます。 - ※セットに入っているがん検診以外のオプション検査(胃がん検診・乳房エコー)も同日実施が可能ですが、自己負担が発生します。この自己負担分については、検査費用の一部を既に健保組合で負担しているため「生活習慣病検診費用助成」の申請はできません。
特定健診・特定保健指導関連申請・届出書類一覧
- 参考リンク